大壕公園(おおほりこうえん)

大壕公園日本庭園は、1.2ヘクタールの敷地を有する築山林泉廻遊式庭園である。南面を主庭とし、大池と滝口を設け、西北面は流れと小池及び枯山水となっている。 作庭には、築山には厚い植栽で都市の騒音を遮蔽し、その中央に大滝を配し、築山の狭間に渓流の滝、東築山に布落滝をかけ、深山幽谷の景を呈している。この滝口の地割・石組の手法は、日本庭園が技術的、芸術的に最も優れた時代である中世の作庭技法を用いている。また、池に続く下流の流れと小池及び枯山水庭は、静寂で明るくのびやかな近世中頃の作庭技法によっている。

この庭園は福岡県が大濠公園の開設50年を記念して築庭し、昭和59年に開園した県営の施設で、日本庭園の伝統的な庭園技法を鑑賞できる。大壕公園散策のついでに入るのもいい。

参考