Shanghai diary
6 月

天山茶城

中山公園駅から歩いて10分、中山西路沿いに「天山茶城」という中国茶卸売市場がある。
明代風の建物の中に、数十の店が数メートルおきに軒を並べている。

試飲しませんか、と誘われて一軒の店に入った。
まず出されのが福建省のウーロン茶二種類。
味の濃淡がある。
中国語で説明されるが、すべて聞き取れているわけではない。
次に、自分が日本人と知って、ジャスミン茶を出した。
多くの日本人がジャスミン茶を好きだと知ってのことだろう。
片言の中国語で話しているうち、こんなを知っているかと出してきたのが、「人参烏龍茶」。
根が朝鮮ニンジン(?)で、そこから茶の枝と葉が伸びている。
味はなかったが、体にいいのか。
通路で日本人らしき老夫婦が写真をとっているのが見えた。
店員に聞くと、結構、日本人客は多いらしい。

500g150元のウーロン茶を買って店を出た。


西瓜

夏の風物詩のひとつといえば西瓜。
街中では果物屋の店先や路上で西瓜をよく見かけるようになった。
今年は気温の高い日が続いて実が熟すのが早く、
周辺各地の農村から上海の市場に、西瓜を満載したトラックが次から次へと入っ てきているそうだ。
上海へ入荷される西瓜は毎日1,500トンから  3,000トン。
価格は去年の同時期と比べて15%ほど安くなっている とのこと。  
日頃の果物不足を補うため、自分もも早速、小さめの西瓜を一個買った。
値段は7元(約100円)。
ピーク時になると、もっと安くなるそうだ。

中国映画3本

路上で、中国映画のDVDを3枚買った(4元/1枚)。
「墨攻」(主演:アンディラウ)「落葉帰根」(主演:越本山)「泥鰍也是魚(ドジョウも魚である、主演:倪萍)」

失踪女人

「失踪女人」(「消えた女」とでも訳すのか)というテレビドラマが、複数のテレビ局で放映されている。
それだけ人気があったということだろう。
主人公の女性は木村佳乃に似ている。
断片的にしか見ていないが、ストーリーは大体こんな感じ?

愛する妻と子供が、突然いなくなった。
夫は二人を探そうとし、テレビ局が彼を追うドキュメントを放映することで、彼は視聴者の同情を買い、次第に有名人になっていく。

妻は、ある大企業に勤める旧知(元彼)の男と謀り、会長の子供を産んだことにする。
会長はその子を後継者として考え、彼女を会社の幹部に登用し恵まれた生活を与える。
しかし、会長が腸ガンで亡くなり、彼女が昔風俗で働いていたことも発覚、運命は暗転する。
過去を消すために口止め料を求められ、大金を会社から借りたが、
会長の妻は、それを横領罪としておとしめるために利用した。

こういうドラマがなぜ人気がでるのか。
家族を探し続ける夫の誠実さ。
金や権力で動く人間の本性。

全体的に中国のテレビドラマは、いまひとつ面白くない。

中医

遅くなったら、近くの食堂に行く。
24時間開いているのが、ひとつの理由。

そこの経営者は女性。
自分が食事していると、座って話し込んでくる。
日本語はできない。
中国語のレッスンと思って話をするが、訛りがあるのか、いまひとつうまく聞き取れない。

朝は、何を食べているか、と聞かれたので、
ビスケットや通勤途中に安く売っている油条、焼き餃子、パンなどを買っていると答えたら、
全部体に悪い、果物を食べなさい、と言われた。
聞くと、彼女は以前、漢方医(中医)だったとのこと。
自分が食べていた揚州チャーハンを見て、
魚はいいが、肉は駄目。
麺(小麦)はいいが、ご飯の取り過ぎはよくない。
せいぜい、小さめの茶碗一杯。
南瓜や梨を食べ続けると血糖値が下がる。
糖尿病は、南京西路の岳陽医院が有名だ・・・。

これはこれで中国情報入手の一つのルート。

物価感覚

今日、1万円を両替したら609元まで下がっていた。
四月初頭に比べ、4%近い円の目減り。
600元を切る日も近いのか。

一般に一元15円くらいで換算しているが、実際の生活感覚としては、
日本での生活と比べ、一元50円くらいだろうか。
たとえば、
タクシー初乗り11元(×50=550円)、
地下鉄3〜元(×50=150〜円)、
麺類8元(×50=400円)、
インターネット接続料130元(×50=6500円)
・・・・・
しかし、この換算で行くと、
日本人の現地募集で月給15,000〜30,000元というのを見かけたことがあるが、
75万円〜150万になってしまう。
100元札一枚が5000円。
先日、南京東路で368元のバッグをバーゲンで160元で買ったが、
安い買い物だったのか。

現金輸送車

銀行の前で、白い現金輸送車が止まった。
待っていた係員が開かれたドアからカバンを受け取った。
たぶん、多額の現金が入っているのだろう。
驚いたのは、ガードマンが二人、それぞれ銃を構えて警備していたこと。
日本では、民間の警備員が銃を持つことは許されていない。
中国の場合、こうでもしないと、現金強奪はいつでも起こりえる。

七宝古鎮

地下鉄辛(草冠)庄駅からタクシーで15分のところに、七宝古鎮というミニ水郷がある。
江南の水郷といえば、烏鎮、朱家角、周荘などが有名だが、上海から少し遠い。
その点、七宝古鎮は気軽に行ける。

七宝老街の門を抜け、北大街から蒲匯唐(土編)橋を渡り、南大街へ。
土産物屋や茶館、雑貨屋、飲食店などが所狭しと並んでいる。
臭豆腐の店もあった。
土曜日ということもあって、狭い路地は立錐の余地がないほどの混雑。

ガイドブックに、博多ラーメンの店があると知って昼食を取ろうと探したが、見つけることができなかった。
次回、先日オープンした古北の本店にいくことにした。


ミネラルウオーター

コンビニなどでは、1元からミネラルウオーターを売っている。

中国の水道水は、匂いがきつくて飲めたものではない。
衛生的にも、雑菌がいるのではないかと気にかかる。
「安全と水はただ」という言葉は、今や日本では死語だが、
中国でも同じだ。

文明と和諧

列に並ぼう運動

オリンピック開催を意識してか、北京の百貨店やショッピングセンターで
「みなさん、列に並びましょう」運動が展開されているとのこと。
レジカウンターやエスカレーターの前できちんと並べば、粗品を配るという手法だ。

列の割り込みは、中国では日常茶飯事。
地下鉄やバスではドアが開くと、空いてる席に座りたいのか、降りる客のことなど考えず、すぐに乗り込んでくる。
食堂や地下鉄のチケット売り場では、横から手が伸びてくる。
民度が低い、といえば、それまでだが、
オリンピックは世界中からマスコミや観光客、応援団が押し寄せる。
マナーの悪さを露呈しないよう、それまでになんとか意識改革したいという意図だろうが、
厳しく指導しないかぎり、そう簡単に改善はされないのではないか。

(5/7)北京市、たん吐きで56人処罰・五輪控えイメージ改善に躍起  
北京市は大型連休中の1日から6日にかけて、街頭などでたんを吐いた56人を罰金処分にするとともに、ごみ袋1万枚以上を市民に提供した。国営の新華社などが伝えた。同市は2008年の北京五輪を控え、国際的なイメージを損なう行為の追放に躍起になっている。  同市の「非文明行為是正連合宣伝検査隊」が、天安門広場や繁華街などを巡回し、ごみのポイ捨て、落書きなどのマナー違反改善を呼びかけた。

食の安全と環境汚染

中国の食品が危ない、といわれて久しい。
大量の農薬が散布された野菜、果物、茶など、中国人でさえ口にするときは気を使っている。 
上海や北京などの大都市のスーパーでは、衛生観念もしっかりしているが、
昔からある「自由市場」と称するところでは、肉など板の上に並べているだけ。
腐るのも早いだろう。
黒ずんだチェリーを赤い毒性の着色剤で隠し死者が出た、というニュースも読んだ。
中国製ペットフードでも被害が出た。
偽薬も、結構、多いらしい。

→ http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/world/china_food_medicine_safety/?1182347714

中国産ピーマンから基準値超える殺虫剤、厚労省が検査命令 6月20日
冷凍食品用の中国産ピーマンから殺虫剤のピリメタニルが基準値を超えて検出されたとして、厚生労働省は20日、食品衛生法に基づく検査命令を出した。 同省のモニタリング検査で同様のケースが2度にわたり見つかったことを受けた措置。これにより、当面の間、中国産ピーマンは、ピリメタニルの残留を調べる検査に合格しなければ輸入できなくなる。 同省によると、今年1月、兵庫県の業者が輸入した冷凍食品のピーマン(約8トン)からピリメタニル0・04ppm(基準値0・01ppm)が検出され、今月11日には、東京都の業者が輸入した冷凍食品の赤ピーマン(11トン)から同じ農薬が0・02ppm検出された。
<中国製歯磨き>有害物質を検出、自主回収  
厚生労働省は15日、中国から輸入された練り歯磨きから有害化学物質「ジエチレングリコール」が検出されたと発表した。微量で人体に危険はないという。健康被害の報告もないが、業者は15日から自主回収を始めた。  この練り歯磨きはJTB商事(東京都豊島区)の「Cool・White」「Js´BEAU―FRE」と昭和刷子(愛媛県内子町)の「BEAU―FRE」。両社が中国の化粧品会社に05年4月から委託製造させた。1カ月で100万本以上販売されており、国内の約1000ホテル・旅館で使われているという。一般には販売されていない。  同物質に関しては米食品医薬品局(FDA)が今月1日、練り歯磨きから検出したとして中国製歯磨きを輸入・使用しないよう警告していた。
回収紙をナプキンに、ようじ再使用も
食品の安全性に対する信頼が揺らいでいる中国で、レストランの紙ナプキン、つまようじなどに潜む様々な病原菌が健康を脅かしていることが分かった。  中国の有力紙「南方週末」が、中国調理協会が2006年に行った調査結果などをもとに伝えた。  同紙によると、規定では、紙ナプキンにはいかなる回収紙も使ってはならないが、実際には、低品質のナプキンに回収したゴミを漂白したものが流用されていた。製紙工場に10年勤めた男性は、「原料の中には、使用済みの生理用ナプキンや病院が廃棄したガーゼもある」と証言。恐ろしいのは色つきの紙ナプキンで、漂白剤すら使わず、ゴミを着色してごまかしただけのものがあり、大腸菌や結核菌、肝炎ウイルスなどが検出されたという。

相変わらず、「ばれなければ何をしてもいい」「金になれば、相手に害を与えても構わない。騙される方が悪い」という発想だ。

太湖では藻が異常発生し、浦東の河川では魚が大量に死んだ。
周辺の工場から汚染物質が垂れ流されている。
昭和40年代、日本の工業化とともに公害問題がは発生したが、
まさに今の中国がそうだ。

半分は偽物…北京市が飲料水ボトルに「識別番号」
北京市当局はこのほど、市内で販売されている有料飲料水の半分が偽物と指摘された問題への対応策として、有料飲料水のボトルに識別番号を記載し、コンピューター管理することを決めた。京華時報など中国各紙が16日伝えた。  来年3月には生産許可証を持つ全企業の商品を対象に実施する予定で、既に28企業が実際に導入したという。  中国は「食の安全」をめぐる懸念拡大に危機感を示しており、信頼回復に向けて各種の措置を打ち出している。(共同) (2007/09/17 01:18)
中国が初の食品安全法 年内にも施行へ
中国政府が食品の安全基準や、行政と事業者の責任を明確にした初の「食品安全法案」をまとめ、年内の施行を目指していることが14日までに分かった。政府当局者が北京で開かれていた「食の安全」に関する国際会議で明らかにした。  同当局者によると、早ければ10月末の全国人民代表大会(全人代=国会)常務委員会に上程される。同当局者は、同法施行は「世界の食の安全性向上にもプラスとなる」と語った。  食品安全法案は、食品関連事業者の責任や地方自治体の監督責任、損害賠償請求など消費者の権利を明確化したのが特徴。食品の安全基準や監督・検査制度、輸出入時の安全措置のほか、食品の生産から流通、飲食店での提供までの全過程での安全義務を明記した。  食品事故の予防と対応を定めた章では、問題のある食品のリコール(無料の回収)制度を盛り込んでいる。  法案は全10章、百数十条から成る。中国では「食の安全」に関する法律が複数に分かれており、責任の所在が不明確だった。このため、20005年ごろから包括的な「食品安全法」をつくる準備が進んでいた。(共同) (2007/09/14 21:45)

上海環球金融中心

日本の大手デベロッパー森ビルが、
来年の竣工を目指して浦東陸家嘴で建設を進めている超高層ビル「上海環球金融中心」。
その最上部が、先日、隣接する現在の上海最高層、金茂大厦 (グランドハイアット)の高さを超えたそうだ。
そういえば、 5月に正大広場に出かけた時は、ほぼ肩を並べていた。
完成すれば、地上101階、高さ492m。
最新鋭のスペックを誇 るオフィスを中心に、
世界一の高さとなる展望台、最高級ク ラスのホテル、世界中から人々が集う商業施設やカンファレ ンス施設などを擁し、
上海におけるビジネス、文化、エンタ ーテインメントの一大拠点となるとのこと。



ここにも、変化を続ける上海の一端を見ることができる。
日本在住の上海出身者もよくいっていたが、
中国語のテキストに書かれている「上海的変化很大」を実感する。
3年後の万国博覧会が開催されるときには、
街並みや人々の ファッションだけでなく、
いろんな面で上海はもっと大きく 変化しているだろう。

上海・森ビルが上棟式 地上488メートルに、来春竣工へ
展望施設が世界1の高さ(472メートル)に設定された森ビルの「上海環球金融中心(上海ワールド・ファイナンシャル・センター)」の上棟式が14日に行われる。ビルの最先端はすでに488メートルに達しており、今後、内外装工事を急ぎ来春には竣工(しゅんこう)する。  森稔社長は13日、上棟式を前に記者会見し、「1997年に着工以来、アジア経済危機などで工事が中断されるなど困難な時期もあったが、結果として中国経済が急成長する中での上棟式となり非常に幸運だった」と話した。  森ビルによると、入居企業はみずほコーポレート銀行や三井住友銀行など30社に上り、入居率40%でスタートする予定。1年後には稼働率は90%になるという。家賃は3・3平メートルあたり平均3万6000円程度で、上海ではトップクラス。 (2007/09/13 18:42)

夏風邪が治らない

季節の変わり目のためか、
疲れからか、
夏風邪がなかなか治らない。
日本から持ってきた風邪薬のおかげで、
のどの痛みはなくなったが、ときどき咳が出る。

同僚の話によると、
「自分もこちらへ来て数か月たった今頃、同じように風邪を引いた。
病院で点滴してもらえば、100元くらいですぐ治る。
喉が痛いのは、単に風邪だけでなく、上海の空気が悪いからではないか。
ほっておくと肺も悪くする!?」
北京の空気が悪いのは周知の事実だが、上海もそうか。

ちなみに「中国の風邪薬は、すぐ眠くなる。日本のものがいい」と別の同僚が言っていた。

上海国際映画祭

93年にスタートした上海国際映画祭が第10回目を迎えた。
昨夜、開幕式の模様をテレビ実況していた。
アジアを中心に多くの監督や俳優がレッドカーペットの上を歩いていたが、
シャロンストーンや山田洋次監督、女優の桃井かおりなどの姿も見えた。
17日から26日までは、日本映画週間として上海日本商工クラブの旗振りで13本が市内の映画館で上映される。

その作j品の一つ、木村拓哉主演「武士の一分」のDVDを4元で買って早速見た。
久しぶりに、日本語がストレートに耳に入ってくる。

中国も公務員人気

中国では6月が学年末。
夏休みとともに就職活動も本格化する。
日本と基本的に違うのは、企業側が即戦力を求めること。
そのために、新卒者の就職活動は厳しい。

23日に上海マートで、
100社以上の大手日本企業による中高級人材募集会と銘打った合同企業説明会を開催されるが、
求職活動をしている中国人が5、6千人集まるという。

経済は発展しているのに就職難。
街中では、求人のチラシが貼ってあるのをよく見かけるが、
それは、ほとんど肉体労働者の求人。

北京で3.5万人が公務員試験を受ける
17日、北京市の公務員試験が15ヵ所の会場で行われ、3.5万人が受験した。 試験開始が午前9時からだったにもかかわらず、7時頃にはすでに多くの受験者が会場に来ていた。 今年の問題難易度は去年と同じであったが、設問量が多く、物権法により北京市の無許可露店商人問題を分析させるなど、社会的に関心を集めている問題が出題され、思考能力が問われた。 公務員職は安定した賃金や福利厚生など待遇も厚いことから、毎年人気が高く、去年の受験者は3.38万人とここ数年増加している。

孫中山故居

香山路の孫中山故居記念館に行った。
入館料20元。
チケットを買ったとき、窓口の女性が「謝謝!」と言った。
新鮮な響きだった。

日本では孫中山より孫文の名で一般に知られ、前述の宋慶麗の夫でもある。
館内は、孫文の生涯を示す写真、蔵書、書、生活用品などが展示されている。
国民に国家の危機をあおる彼の肉声もレコードで流れていた。



孫文は、中国では「革命の父」と称されているが、
辛亥革命を契機に、封建時代の清朝から近代国家への道筋をつけたという意味では、
確かに彼の功績は大きかったに違いない。
1925年、北京で亡くなり、「革命未だならず」だったが、
その後、毛沢東やケ小平のリーダーたちが、彼の革命思想を引き継ぎ、
現在の中国に至っている。

記念に売店で、額にも掲げてあった「天下為公」のバッジを2元で買った。
夜、いつも行く食堂で、それを取り出して見ていたら、
「天下為公、孫中山」と店員が言った。
孫文の存在を再認識した。

辛亥革命(しんがいかくめい)
1911年に中国でおこった、清朝を倒し中華民国を建国した革命。 清朝末期、外国の侵略を防げず国内政治は混乱をきわめた。1911年、窮乏する国家財政を立て直すため清政府は鉄道の国有化を行おうとしたが、外国資本に国益を売り飛ばす行為として四川省で中国民間資本鉄道の国有化反対運動が起こり、それに乗る形で10月に孫文の中国革命同盟会が湖北省の武昌で反乱を起こす(武昌起義)と、14の省が次々と清朝からの独立を宣言。各省代表が南京に集まり、1912年1月には、孫文を臨時大総統に中華民国臨時政府を成立した。清朝は袁世凱に民国の討伐を命じたが、彼は民国側と交渉して、同年2月には宣統帝を退位させ、自分が孫文にとって代わり、いくつかの交換条件とともに大総統に就任した。(この年を以って中華民国暦元年とする。なお、宣統帝は清室優待条件により退位後も紫禁城に居住し大清皇帝の尊号を用いた。) 中華民国は、アジア最初の共和国であり、同年3月には、基本法たるいわゆる臨時約法を公布している。 しかしその後、袁世凱は、孫文らとの約束を反故にし宋教仁暗殺、臨時約法廃止、一時は中華帝国皇帝になるなど反民主的・専制的な政治をしたため革命の理想はやぶれた。 革命側は、1913年の第二革命、1915年の第三革命で抵抗したが、敗北は明らかであった。その後、1928年の北伐完了までは、中国全土に軍閥が割拠する時代となった。

入梅

一昨日、上海が梅雨入りしたと発表されたが、雨はほとんど降っていなかった。
夕方になって、落雷と雨。
しかし、20分程度で止んだ。
日本のように、降り続くということはない。
路上の果物売りやDVD売りたちは、
突然の雨に驚いただろう。

食べ合わせ

職場の1階エレベーター前に、 20の身体に良くない食べ合わせが掲げてあった。

羊の肉と西瓜→元気がなくなる
玉ねぎと蜂蜜→目を傷める
白酒と柿→胸やけ
さつまいもと柿→結石
落花生ときゅうり→体を傷める
豆腐と蜂蜜→耳を傷める
牛肉と栗→吐き気
・・・
中国ならではだったのは、
犬やウサギの肉、白酒(アルコール度数が高い蒸留酒)、ヒシの実などの名前があったこと。


実弾射撃

いつものように、喫煙室でタバコを吸っていると、
同僚が、「週末はどうしていましたか?」と聞いてきた。
孫中山故居に行って来た、と答えると、
「自分は市内で実弾射撃をしてきました」という。
銃の種類によって料金は違うが、
彼は、一発8元の弾を10発撃ったとのこと。

サイパンや韓国に行った旅行客から、
現地での実弾射撃体験を聞くことはあったが、
上海市内にそのような店があるとは少し驚いた。
軍か公安の横流しだろう。

そういえば、上海の繁華街・淮海中路では、
すべて北極から持ち込んだ氷で内装を施した「氷のバー」がオープンした。
店内は-5度のため、客は防寒着を着て酒を楽しむらしい。
時間制限45分だが、話題性もあって予約が絶えないとのこと。

上海はこれから、さらに「なんでもあり」の店が増えていくのか?

【参考】
上海現代事体育倶楽部
淮海中路×思南路 華柳広場向い
http://www.firingclub.com/index02.htm

東方射撃(如家快捷酒店)
天●橋路×南丹路近く(徐家匯地区、●金偏+月

Skypeを始めた

パソコンを使って、無料で電話ができるSkype(スカイプ)。
友人から勧められて、試してみた。
25元のマイク付きイヤフォンを使ったが、
東京の友人は980円で買ったという。
(カメラも使えるが、いまのところ必要はない)
こちらは、相手の声がちゃんと聞こえたが、
相手は、少し音が割れると言っていた。
音量調整か、それとも安物のマイクのせいか。

それまでメールのやり取りだけだったが、
このSkypeを使えば、生の声が聞け、情報量も増える。
気がついたら、40分ほど話していた。
昨日のユーザーのオンライン数は、世界で900万人以上。
なんと言っても、無料である点が最大の魅力だ。

最近買ったDVD

「夜宴](The Banquet,チャンツーイー)
「武士の一分」
「硫黄島からの手紙」
「傷城」(金城武、梁朝偉)
「霍元甲](Fearless/SPIRIT」、ジェット・リー)
「孫中山」
「上海ルンバ」
「功夫無敵」(kung fu fighter)
「苹果(りんご)」(love to be found in newhere、ファンピンピン)

田子坊

瑞金路から泰康路沿いに少し歩くと「田子坊」という小さな路地がある。
わずか数十メートルの狭い通りだが、ギャラリーと雑貨屋が軒を並べ、ミニ新天地の感がある。
新天地ほどの混雑はないが、欧米人も結構観光していた。
このようにして、上海の街は少しずつ、その色合いを変えていくのだろう。
思案路に近く、この一帯は、泰康路芸術街というらしい。
南京路などの繁華街から少し離れているので、タクシーがいい。

久しぶりの日本料理

上海在住のTさんに、日本料理を御馳走になった。
食べ放題、飲み放題で一人190元。
虹橋公園の近くにあるその店は、当然ながら日本人客が多い。
料理もしっかりいている。
日本料理店も競争だ。

Tさんは20年間、瀋陽にある大手自動車部品メーカーの合弁会社に勤めていた。
そのメーカーが撤退することになり、独立して二年前に上海に移った。
増値税(付加価値税)の還付金が15%から8%に減り、利益も減った。
これは輸出を抑えようとする政府の意向だが、
外資系現地メーカーは、中国に工場を作るメリットが次第に少なくなっていくのか。
外資の技術やシステムをうまく取り込み、消化して
中国が技術力・工業力の面で自立する日は近いのかもしれない。
そうなると、中国は世界に対して、ますますその影響力を発揮していくだろう。