ん?街で見かけた、今一つ不可解な風景



(1)「25時間営業」

うどん屋のチェーン店で見かけた「25時間営業」の看板。ん?意味が分からない。仮に深夜1時まで営業したとして、翌日の開店は何時なのか。開店が朝9時なら、プラス25時間だから閉店は34時。つまり、朝10時。ということは、日によって、開店時間が変わっていくということか。それは無理がある。たぶん24時間営業を強調して25時間営業と書いているのだろう。




(2)要は、販売する側の責任逃れ

コンビニでタバコを買うとき(すべてのチェーン店ではないが)、レジに置かれている「モニター画面を押してください」と店員に言われる。ん?未成年者にタバコを売ってはいけない、という意図は理解できるが、客にそのような煩わしいことをさせなくても、20歳未満と疑わしい場合は身分証明書の提示を求めればいいだけの話ではないのか。同じようなことが、あるスーパーでも見かけた。要は、販売する側の責任逃れ。




(3)職員有料駐車場

無断駐車が多いのか、4月から春日市役所を訪れる市民の駐車場が駐車60分を過ぎると有料になった。一方、春日市役所の職員専用駐車場入口に、「職員有料駐車場」の掲示板。ん?なぜ、わざわざ、「有料」の2文字を入れたのか。「職員は無料、市民は有料。なぜ?」という指摘を恐れての掲示なのだろうが、市役所の小心紛々の対応が感じられる。




(4)ECOる

自販機の側面にプリントしてあった「ECOる」。ん?テレビCMで「地球にやさしい○○」という表現をみかけることがあるが、地球環境に悪い影響を与えない商品という意味だろう。しかし、「ECOる」とは、「企業として環境問題に取り組んでいます」、「自販機の発生電力量を削減(省エネ)しています」等の意味?本当は何?




(5)あなたの“見たい”

「テレビってもっとおもしろいはず。あなたの“見たい”がきっとみつかるケーブルテレビ」。「あなたの“見たい”」、ん?「あなたの見たい番組」の意味だが、内容がつまらなくてテレビ離れが進んでいる現在、ケーブルテレビのコンテンツは地上波番組とどう違うのだろう。




(6)腕組み

住宅建設会社の広告看板。スーツ、ネクタイ姿の社長がヘルメットをかぶって、腕を組み、真面目な顔で、こちらを見ている。「ただ安いだけの家なら、頼まれても絶対に作らない」のコピー。ん?「自社は、価格が安くて、顧客に喜ばれ、満足していただける家造りをしています」というアピールか。それにしても、心理学的には腕組みは相手を拒否するという意味があるようだが、この腕組みは何だろうか。いまひとつ、解せない。




(7)ちょっと風が吹いただけで

酒店の前を通りかかったら、瞬間、春の嵐が吹いた。店の前にあった、サントリービール「金麦」をグラスに注ぐ女優・檀れいの顔が一瞬変わった。ん?布に印刷されたせっかくの美人も、ちょっと風が吹いただけで眉毛が吊り上がり、鼻がひん曲がる。外見の美人とブスは状況によって、紙一重。美人の正体は?




(8)家賃で買おう

「家賃で買おう」。ん?。調べると、「Housing Cafe」は、住宅建設、不動産・土地仲介、アンティーク家具・雑貨販売の会社。奇を衒(てら)った意味不明なコピーで、客の関心を引くのが目的だろう。




(9)増税に負けるな

タイヤ販売店で見かけた「増税に負けるな」の立て看板。ん?4月から消費税が8%になった。大衆食堂など一部の店では、これ幸いと便乗値上げもあったが、この「増税に負けるな」の意図は何だろう。「庶民の生活に影響を与える増税に対し、これまで同様、安くタイヤを販売しています」のPRか。「増税に勝とう」と表示したら、どういう意味になるのだろうか。




(10)まじりっけなし

これは、お菓子?「まじりっけなし」とは、防腐剤や砂糖など余分な原材料が含まれていないということか。ん?よくわからない。